お知らせ

「会長年頭挨拶(全役職員向けメッセージ)」を掲載しました

壇上にて役職員に向けて年頭のご挨拶をする当社代表取締役会長CEO
2023年1月4日年賀式 会長より年頭のご挨拶

岩井コスモグループの皆さん、明けましておめでとうございます。
代表取締役会長CEOの沖津嘉昭です。

新年を迎えるにあたり、皆様に親しくご挨拶を申し上げます。
全国的に好天に恵まれたお正月。皆さんはこのお正月をどのようにお過ごしになられたでしょうか?

私は、「この1年、当社は、どんな特色を発揮して行けば良いのか!」このようなことを考えるお正月でした。

第三四半期の数字は未だ分かりませんが、中間決算等を見る限り、昨年、当社は中堅証券7社の中でも群を抜く成績を収め、また、多くの分野でそれなりの結果を出せた年でありました。

さて、岩井コスモ丸に乗って大航海を続ける、運命共同体としての我々岩井コスモマンにとって、今年はどんな年になるのでしょうか?

暦で見ると、今年は、癸卯(ミズノトのウ)の年で、それは、「これまでの努力により、花が開いて、実り始める年」を意味するそうです。
また、卯年は、「飛躍」や「向上」の年と言われています。昨年は寅年。相場格言では、寅千里を走り、そして、今年、卯、跳ねる。
そして、来年、再来年の辰巳天井へと続きますが、今年、卯年は、右肩上がりに相場が上昇しそうな暗示が揃っています。

このような中、私達はこの1年を、どのように過ごして行けば良いのでしょうか?

仮に、証券市場環境が良くなっても、証券会社を取り巻く状況が良くなるとは限りません。逆に、斯界を取り巻く環境は、年々厳しさを増しています。

即ち、これは余りにも当然のことなのですが、監督官庁が求める「お客様が負担する取引コスト」の「重要情報シート」による開示、更には、商品内容の「より一層詳しい説明」などが、昨今、声高に叫ばれ、かつ求められていますが、今年は、これらについて、お客様目線がより一層高まることが予想されます。
勿論、当社は、これらの課題には早くから積極的に対応し、一部の仕組債などは、私募債の形を取り、複雑な商品内容を理解できる方に限定して販売するなど、業界の中でも一歩前を行く姿勢を貫いています。

また、今申し上げたこととは別に、当社は、本年からはより一層、従業員の皆さんに「成長機会」をお与えすべく、最大の努力を傾注して参ります。
即ち、当社は、今一部で囁かれている「リスキリング」、即ち、従業員の皆さんが、「今、再びスキルを身に付ける」ということに協力し、力を注いで参ります。
営業部門に限って申しますと、当社の営業員、つまり投資アドバイザーは、20歳代と30歳代の人達で全営業員の6割を占めています。
今後、この5~6年の間に、これらの人達がいろいろな意味で、互いに切磋琢磨し、順当に成長して下されば、当社は、この近未来において、現在にも増して、より一層輝いている事でありましょう。

当社は、内勤の方々を含め、各従業員の人達が、自分に投資することの重要性を認識し、より一層成長して頂けるよう指導、教育、研修、その他様々な機会を設け、従業員の皆さんに「成長する機会」をお与えすべく、最善の努力を傾注して参ります。
そして、それと同時に、皆さん方には、それぞれ各人が「自律した人間」になって頂きたく存じます。
自律した人間。つまり、「自分を自ら律する人間」になって、例えば、上席の人から指示を受けた時、その指示を鵜呑みにして、「単に実行」するだけではなく、そこへ自らの判断を入れて、「一層良い結果を引き出そうとする人物」になって頂きたく期待するものであります。

正に、「トップダウン」に依存する生き方ではなく、「ボトムアップ型」として、自らの考えを取り入れられるような人物になって頂けるよう、色々な「成長機会」を設けて参ります。

その為のコストは惜しまない気持ちで対処して参ります。

こうして、数年先の当社の繁栄を見越したこれらの活動は、近い将来に、当社をより一層光り輝かせることでありましょう。

皆様方のご協力を切にお願い申し上げます。

ところで、何はともあれ、私達が、岩井コスモマンとして存在し続けられるのは、お客様があってこそ成り立つもの。
今年もコンプライアンスを徹底し、お客様の資産形成に資するよう、また、その結果、私達がより一層充実した一年を過ごせるよう、頑張りましょう。
そして、昨年を超える業績を上げ、その果実を皆で分かち合えるように、岩井コスモマン全員が、打って一丸となって頑張って参りましょう。

岩井コスモグループの皆さん! 本年も、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

以上で、2023年、令和5年の、新年のご挨拶を終わります。ご清聴、有難うございました。

岩井コスモホールディングス株式会社
代表取締役会長CEO
沖津 嘉昭